過去を変えて未来を変える方法 |
大人気シリーズの最終章です。
ぜひ腑に落として過去も未来も変えて下さい。
文字起こし版も用意したので良かったらどうぞ。
文字起こし版 |
今回も
「過去は変えられる」
「過去を変えないと未来は変わらない」
という話の続きをしていこうと思います。
これが理解できると、
無駄にくよくよすることがなくなります。
そして、
理想の未来に向けての行動がしやすくなります。
このテーマについてお伝えするようになってから、
非常にたくさんの方から返信をいただくようになりました。
決して簡単なテーマではないと思いますし、
「これで稼げます」みたいな、
ビジネス結果直結型の話でもないのに、
たくさんの反響をいただけて本当に嬉しいです。
ただ、
今日お伝えすることが本当に腑に落ちると、
決して大袈裟じゃなく、
本当にお金も稼げるようになります。
というか、
それ自体が他のことと変わらない一つの結果として、
自然と受け取れるようになっていきます。
んーーー、まだきっとわけがわからないですね(笑)
とりあえず話を続けていこうと思います。
前回は、
・僕たちは常に「今」を生きている
・未来というものは常に今は未だ存在していない
・過去というものも常に今現在には存在していない
・過去が存在しているように感じるのは「記憶」があるから
まずこれを理解してください、とお伝えしました。
ではなぜ、
「過去は変えられる」のか。
むしろ、
「過去を変えないと未来は変わらない」のはなぜなのか。
それは、
過去というものが、記憶の中にあるからです。
「いや、過去は事実として過去にあったはずだ」
「だから過去は変えられるわけがないんだ」
と思うかもしれませんし、それも一つの事実です。
ただそれと同じように、
もうすでに目の前にないのが過去というのも事実ですよね。
つまりそれは、
記憶、記録、痕跡などとしてしか残っていないんです。
そして人は過去の大部分を「記憶」として保有しています。
そしてこの「記憶」というものは、
「感情」と密接に紐づいています。
あなたも、
過去のことを思い出すと、
「あの時はこういう気持ちだったな」
ということが、自然と一緒に思い出されませんか?
実は、
記憶の中では「事実の記録としての記憶」よりも、
「その時の感情の記憶」の方が重く扱われているんです。
そして人は、
楽しいこと、嬉しいことはまた味わいたいと思うし、
辛いこと、悲しいこと、苦しいことは、二度と味わいたくない、
と自然と思うんです。
つまり、
繰り返したい感情と、繰り返したくない感情があって、
それはどちらも過去の記憶の中にある、ということですね。
そして人には常に、
「快と不快の法則」が働いています。
これは、
「人は快を得たくて、不快を避けたい」
そして、
「快を得ることよりも、不快を避けることを優先する」
という法則です。
つまり過去についても、
不快な感情と紐づいた記憶の方が重く扱われ、
「もうそんなことは繰り返したくない」
という考えが、無意識に生まれ続けているんです。
だから人は誰だって、
「行動しなければ何も変わらない」
ということは分かっているにもかかわらず、
分かっていてもなかなかその行動ができないんです。
「また」傷ついたり、
「また」嫌な思いをしたり、
「また」悲しい思いをするのが嫌だからです。
誰しも、
こういうブレーキが無意識下で強烈に働いています。
だから未来を変える行動ができない。
未来が変わらない。
これは、
「過去の影響」
なんです。
だから、
「過去を変えないと未来が変わらない」んです。
ではどうしたら、過去を変えることができるのか。
そのために必要なのは、
「過去は、もうすでに今現在には存在しない」
そして、
「過去は客観性のない曖昧な記憶の中にあり、感情により歪められている」
という、この二つのことを理解し、受け入れることです。
ちょっと難しいと思うのですが、
人は自分の過去の記憶を、
その時の自分の感情に合わせて都合の良いように改ざんして覚えている、
ということです。
だから、
楽しかった時の記憶って、
カラフルに覚えていますし、
寂しかった時の記憶はセピア色になっていたりします。
本当はそんな色なわけないのに(笑)
記憶って、感情に合わせて簡単に改ざんされてしまうものなんです。
それがあなたにとっての「過去」の正体なんです。
ならば、
これから理想の未来に向かって
必要なことをどんどん行動に移していきたいあなたんにとって、
都合よく過去を改ざんしていけば良いのです。
といっても、
あった出来事を無かったことにするとか、
そういう自分自身が「嘘」だと思ってしまうようなことを
考える必要はありません。
そうではなくて、
過去の出来事の「意味付け」「解釈」を変えていくんです。
例えば僕には「高校を中退した」という事実があります。
それに対して、以前は「劣等感」という強い負の感情が紐づいていました。
そして劣等感があるからこそ、
「これは悪いものだ」
「これは恥ずかしいことだ」
という解釈がつきまとっていました。
僕にとってこれは、
理想の未来に向けての行動を妨げる解釈でした。
ですがある時、
「高校を辞めなかったらできなかった経験をたくさんできている自分」
に気づくことができたんです。
そこで、
僕自身が、
「高校中退」という事実に、
「劣等感」という感情を勝手に持ち、
「悪いもの」「恥しいこと」といった解釈と、
勝手に結びつけていることに気づいたんです。
高校中退は事実ですが、
そこに紐づいているのは、勝手な「感情」と「解釈」です。
そして、
その解釈に勝手にしがみついているのも、
紛れもない僕自身だったんです。
ということはつまり、
「解釈」を変えればいいんです。
僕自身が持っていた、高校中退という事実に対する解釈は、
決して僕の未来を良いものにするものではありませんでした。
だから僕はその「劣等感」や「恥」という感情を持った解釈を、
「オンリーワンな経験をしている人」という解釈に変えたんです。
すると、
「ではこれをどんな人を喜ばせるために使えるだろうか」
というふうに変えていくことができるんですよね。
その結果が今の僕のビジネス、ということになります。
つまり、
過去に対する解釈が変わって、
未来が変わった、ということです。
まとめていくと、
・未来も過去も今現在には存在していない
・過去は記憶の中にあって、感情と紐づいている
・感情が記憶や解釈を歪めて改ざんしていることもよくある
・歪んだ解釈のままでは自分の未来にマイナスに作用することがある
・だから、過去に対して持っている悪い感情と、事実を切り離して、その過去をどう解釈したら、自分の未来にとってより良いもの、より役立つものになるのかを考える
これが、
過去を変えて未来を変える方法です。
「なんだー、魔法みたいに過去の出来事が無かったことになるんじゃないのかー」
と思ったかもしれません。
そんな都合の良いものがあるなら、僕も知りたいです。
特に、食べすぎたり飲みすぎたりした翌日には、
それが無かったことになってほしいと思っています(笑)
でも、
じゃあそれが無かったことになったところで、
未来が良くなるかというと、そうではないですよね。
それは一時的に不快なものがなくなるだけで、
成長にはつながらないからです。
むしろ、怠惰な方向に行くから、未来は悪くなるでしょう。
人は、過去への解釈を未来の成長につなげていきます。
未来をよくするには、絶対に成長が必要です。
たとえ何歳であっても、成長が必要なんです。
特に、
精神的な成長は、過去への解釈の見直しから得られます。
あいつが悪かった、あれがダメだった、
と恨み節を言ってる間は成長しない、ということです。
まず、
変えたいと思っている過去を書き出しましょう。
そして、そこに自分が勝手に紐づけている感情と解釈を書き出しましょう。
それから、
どんなに癪でも、その感情は自分が勝手にそこに紐づけているものと認めましょう。
(その感情の持ち主は自分自身です)
事実と感情を切り離せたら、
その過去の事実をどのように解釈したら、未来のためになるか、成長につながるか、
と考えて、書き出してみましょう。
これができたら、
無駄にくよくよすることがなくなります。
そして、
理想の未来に向けての行動がしやすくなります。
ぜひ未来のために、過去を変えてみてください。